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七月十二日信-02

なりさうな 気がいたします 青桐にそゝぐ雨の音は
さなきだに たよりなきこの頃の私のむねに どんなに
侘ひしくひゞきませう 父も雨の中を毎日
出かけて をりますけれど 中々思ふやうには まゐりせん.
けれど どんな苦しさも さびしさも やがて来る 楽しい
時を思ひ たえしのぶ つもりでをります.
何樣 田地の御見まはり 御すみになりまして?
塵多い都の様子しみた あなたの御眼に みどり美しい
南国の山々は どんなに清らかに うつりましたでせう.
そして純な田舎の人々は やさしい気持で あなたを
おむかへしたことゝ はるかに御しのびして
をりますの
御兄様も御姉様も御元気のよし そして
皆様大へん御親切に遊ばして下さいますよし

 

 

雨落在梧桐葉上,

在我近來本就不安的內心迴響,寂寥無比。

父親在每天下著雨的狀況下外出,

但似乎一切不如預期與稱心。[1]

但是,不管有多困苦、多孤獨,

我都會期待那終將到來的幸福日子,好好忍耐下去。

何先生,農田的巡視已經結束了嗎?

因為您看慣了都市塵囂,

那碧綠的南國群山

在您眼中一定顯得格外清澈美麗吧。

我在遠方想像著,

遠離都市污濁、住在鄉村的純樸的人們多麼熱切地歡迎您呢。

聽聞兄長與姊姊們都安好,

大家都對您非常親切友善,
 

Footnotes

  1. ^ 此處語意不甚清楚,但所謂不如意可能與當時發生經濟大恐慌有相關。
註釋