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七月六日 信-02

また あるときハ かなしい夢になみだ流す時もありますの。
御かへりになりましてより ヴァイオリン御ひきになりまして?
此度ハ きつと御持ちになりまして 久しぶりにきかせて
下さいましね。 あの私が病床にありましたころ
はじめて御目にかりました時も あなたハ ヴァイオリンを
ひいていらつしやいましたわ ですもの ほんとうに私にハ
なつかしい思ひ出を よび起させますの。
心いそかしいまに とりいそぎしるしましたので あとさきのない
大へんみだれましたけれど 御ゆるし下さいませ。 
とうぞ くれも御身 御いとひ遊ばしてね 
御たより 御待ちいたしてをります     さよなら
七月六日
あなたの ひで子 より
御なつかしい
何様
みむねに

 

 

有時也做悲傷流淚的夢。
您回到那邊後有拉小提琴了嗎?
我很久沒有聽您的琴聲了。
您這次回來時,請一定帶上小提琴,
讓我聽您演奏。
我在病床之時,
還有初次見面的時候您也演奏了小提琴呢。
不禁想起了當時的美好回憶,
讓我越發想念您。[1]
由於心情也沒有餘裕,
草草擱筆於此。寫下的內容沒頭沒尾,凌亂至極,
還請您見諒。請您千萬要保重自己的身體呢。
等待您的回信。再會。
七月六日
您的秀子 寫

何先生 
在我心中

Footnotes

  1. ^ 此處的「なつかしい」為「慕わしい」。現代日文用法為回想過去之事物。但在何德來所處的時代,「慕わしい」為感到寂寞想見面之意。
註釋