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七月四日 信-01

  七月四日 
御なつかしい何様 今宵もまた さびしきま?にペンを
とりましたもの?しみ~御たよりしるします 時間も
ないことが うらめしうございます 今十時ですの。
遠い~あなた 今頃ハ御やすみに なりましたでせうネ。
都ハ昨日も今日も梅雨らしい雨が降りつ?きます。
雨の音をしづかにきくのも い?ものでございますけれど 今の
私にハ それハほんとうに さびしい明暮でございますの。
こうして遠~御別れしてをりますと 御手紙いた?き
ながら あなたの 御心にふれることが出来ないやうで さひしい
気が いたします この頃 毎夜~夢にあなたに
御目にか?れるのを 何よりの楽しみにしてをりますの 昨日も
あなたの御そばでほんとにうれしい夢を見ましたの。 でハ

 

 

七月四日
親愛的何先生[1],今夜又是孤寂的時刻,於是提筆寫信,
向您訴說我的心聲。可惜的是,我連寫信的時間都不夠,
因為現在已經是晚上十點了。
遠方的您,現在想必已安睡了吧。
東京[2]這裡,畢竟是梅雨季節,昨天、今天都不停下著雨。
靜聽雨聲也是件風雅的事,但此刻聽來,日日夜夜卻更覺寂寥。
像這樣和您分別,天各一方,雖然能收到您的信,
卻好像還是觸碰不到您的心,
這讓我感到十分孤單。
最近,每天晚上我都滿心盼望著能在夢裡和您相見。昨天我也做了一個夢,
夢裡您就在我身邊,真是幸福極了。

Footnotes

  1. ^ 原文為「御なつかしい何様」。「なつかし」是動詞「なつく」的形容詞形式,原本是指「眷戀對方,以至於想要時時刻刻在對方身邊」,寫信人想表達的也是這個意思。「なつかしい」的另一個意思——沈浸在遙遠過去的回憶中,則是從前述詞義引申而來的。在形容詞前加「御」是一種十分禮貌、鄭重的說法,現在很少看到。
  2. ^ 原文把東京稱作「都」,指首都。
註釋