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1975.4.15-1975.5.16

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花は咲き 春は來にけり 天地に
秀子の姿 いづくにもなし

 

花開 春來 天地間
秀子身影 無處尋覓
 一九七五.四.一五

 

 

米子といふ 日本の母山に住み
溫雅大悟の 歌心尊し

 

居住米子 這個日本佛教母山
尊崇 溫雅大悟之和歌素養
 一九七五.四.二四

 

承蒙幾瀨勝彬氏惠贈三峰神社宮司宮澤寅雄氏夫人所作《米子》和歌集。

 

若き日の 甘き思ひ出 ふと浮かぶ
時間がすべて 解決するわ

 

少時甘美回憶 突然浮現
時間會解決 所有一切
 一九七五.五.一三

 

 

南海の かの砂浜や 妻と居し
月の光りの しみこみし砂

 

南海彼沙灘 與妻同在
月光 映照細沙
 一九七五.五.一四

 

 

二人して 老後は西湖に 遊ばむと
語りし妻や 春宵の夢

 

兩人 老後遊西湖
說此話之妻呀 春宵一夢
 一九七五.五.一六

 

 

告別式終へる 君が身內の車中
宮島孝が骨壺 何德來抱き濡るる

 

告別式終了 坐在你親人車上
宮島孝骨灰罈 何德來淚漣漣緊抱
 一九七五

註釋