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1976.4.3-1976.4.15

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獨り居の 目黑のこの家 夜なに鳴く
ねずみの声さへ 絕へにけるかな

 

獨居 目黑家 夜裡有何鳴叫聲
連老鼠聲 都斷絕
  一九七六.四.五

 

 

四五才の 吾をからかひし 可愛い子
幹子ちゃんいま 子を持てる母

 

曾譏笑 四五歲時我之可愛女孩
幹子 如今已為人母
 一九七六.四.八

 

(略)

 

私には 甘い美しい数数の
思ひ出つづき つきることなく

 

對我而言 無數甘美
回憶一個接一個 永無止境
 一九七六.四.一五

 

 

いづくにも 春は来にけり 人住まぬ
廢家のなかにも 匂ふ花の香

 

到處都是 春來 無人住
棄屋內 仍有花香
 一九七六.四.三

註釋